東洋医学は病名を追いかける治療ではありません
2026/01/06

上田
馬込沢うえだ鍼灸院院長
鍼灸でみんなを幸せにしたいと
日々精進

roo
健康に興味のあるネコ
出身地:千葉
好きな食べ物:肉

roo
東洋医学は病名を追わないって、どういうことですか?

上田
頭痛、腰痛、肩こり、不眠症、不妊症、ガン、アトピー性皮膚炎、帯状疱疹、その他いろいろ、いろんな名前の病気もしくは症状があります

roo
はい、あります

上田
これら病気・病名に対して治療をするのではないということ

roo
?

上田
例えば、東洋医学的に見れば、頭痛にもいろいろなタイプの頭痛があるんだ。肝うつ気滞や腎虚、脾気停滞、心身不寧、血瘀などなど。これらを、「病(びょう)」に対して「証(しょう)」というんだけど、複数絡み合っているケースも珍しくない

roo
証

上田
この「証」に対して鍼灸などを行っていくのが東洋医学(中医学)ということ

roo
同じ病名であっても治療法が異なるんですね

上田
そういうこと。西洋医学的な病名も、患者さんの状態を表すものではあるから、それはそれで情報の一つとして重要だよ

roo
でも、それだけではない?

上田
そう、それだけではない。東洋医学では、「頭痛」だったらこのツボと決まっているわけじゃないんだよ。これを同病異治(どうびょういち)というんだ

roo
同病異治。人によって使うツボが違う

上田
体質はみんな違うからね。同じ「頭痛」でも、原因が違えば体の中で起きていることも全然違う。だから治療を進めるには、患者さんの状態を詳しく知ることがとても大事なんだ

roo
なるほど

上田
逆に病名が違っても、証が同じなら使うツボが同じになることがあるよ。これを異病同治(いびょうどうち)というんだ

roo
異病同治

上田
例えば、冷え症と不眠・疲労、うつと不妊の治療が部分的に重なることは珍しくない

roo
といいますと

上田
冷えていると寝つきが悪いし、眠りが浅ければ疲れが取れず、体は冷えたままになる

roo
にゃるほど

上田
不妊治療を続けている方の中には、知らず知らずのうちに強いストレスを抱え、気分の落ち込みや不眠を伴っているケースも少なくないんだ

roo
つまり、不妊の原因の一つがうつにあるかもしれない

上田
さらにいえば、うつで気の巡りが悪くなれば不眠にもなるし、冷え症にもなるし、疲れは取れない。排卵がうまく行われなけば、妊娠に影響することもある

roo
すべてはつながっているんですね

上田
その場しのぎ、つまり対症療法もそれはそれで大事だけど、もっと根の深い部分に目をむけることが重要と、東洋医学では考えるんだね。特に慢性的なものに関しては、この考え方がとても大事だよ

roo
「東洋医学では病名を追いかけない」というのはそういうことなんですね

上田
はい、東洋医学はそもそもそういうものなんだよ。わかってくれたかな?

roo
はい、わかりました

上田
オッケー

roo
みなさーん、もし今、なかなか良くならない症状があるなら、「病名」だけじゃなくて「あなたの体全体」を見る視点もあること、思い出してみてくださーい
~東洋医学に興味のある船橋市のあなたへ~
病気ごと、症状ごとに薬を飲んでいたら薬の量は増える一方です。基本はできるだけ原因を排除し、体質を良くしていこと。東洋医学はそのお手伝いをするものです。






















