不妊症・不妊治療について
2023/12/31
〜妊娠しやすい身体を、自然に整える〜
「いつかは赤ちゃんを…」と思っていたのに、なかなか授からない。
そんなとき、多くの方が「自分に何か原因があるのでは」と悩んでしまいます。

🐱不妊とは
日本産科婦人科学会では、不妊を
「妊娠を希望して1年以上、避妊をせずに夫婦生活を送っても妊娠しない状態」
と定義しています。
排卵の異常、卵管の通過障害、子宮や卵巣のトラブルなどの女性側の要因に加え、
精子の数や運動率、形態の異常といった男性側の要因もあります。
原因が特定できない「機能性不妊」も少なくありません。
🐧不妊治療の主な方法
現代医学では、体の状態や年齢に応じて次のような方法が取られます。
① タイミング法
排卵の時期を予測し、妊娠しやすい時期に夫婦生活を持つ方法。
身体への負担が少なく、自然に近い治療です。
② 排卵誘発法
排卵が起こりにくい場合に、ホルモン剤などで排卵を促す方法。
ただし、刺激の強さによっては卵巣に負担がかかることもあります。
③ 人工授精(AIH)
排卵のタイミングに合わせて、精子を子宮内に注入します。
精子の運動率が低い場合や性交のタイミングが取りにくい場合に行われます。
④ 体外受精・顕微授精(IVF・ICSI)
卵子と精子を体外で受精させ、受精卵を子宮に戻す方法。
成功率は高まりますが、費用や身体への負担も大きくなります。
☯ 東洋医学的な考え方
東洋医学では、不妊を「からだ全体のバランスの乱れ」として捉えます。
冷え、血流の滞り、ストレス、睡眠不足、気(エネルギー)の不足など、
一見小さな不調の積み重ねが、生殖機能の働きにも影響すると考えられます。
鍼灸では、ツボを用いて血流を促し、ホルモンバランスや自律神経の働きを整え、
「妊娠しやすい身体」へと導きます。
また、男性の場合でも、精子の質や運動率の改善、ストレス緩和などに効果が期待できます。
⚖️ 西洋医学との併用
最近では、体外受精や人工授精と並行して鍼灸を受ける方も増えています。
東洋医学は、「治す」というよりも「整える」ことを得意とするため、
ホルモン治療や排卵誘発による負担の軽減、体調の安定にも役立ちます。
🌎最後に
当院では、東洋医学の考え方をもとに、
西洋医学との併用にも配慮しながら、妊娠しやすい身体づくりをサポートしています。
🌞私たちの体を元気にする方法には、鍼やお灸、赤外線、光線治療、マッサージなど、さまざまなものがあります。それぞれが血流を良くしたり、筋肉をほぐしたり、神経や皮膚に働きかけたりと体に良い影響を与えますが、作用の仕方や深さは少しずつ違います。
たとえるなら、体の調子を整えるのは「庭の手入れ」のようなものです。鍼は深い根っこに水を届けるホース、お灸は土の表面を温める太陽光、マッサージは葉っぱや枝を整える風、光線治療は太陽の光と熱の両方で全体を育てるシャワーのような役割です。
肩こりや腰痛の場合は、深部の筋肉や血流を整える鍼や光線治療が効果的です。アトピー性皮膚炎では、皮膚の血流や新陳代謝を促すお灸や光線治療、マッサージによる血行改善が役立ちます。不妊症の場合は、血流やホルモンバランス、神経系の調整が重要で、鍼や温熱刺激、光線治療の組み合わせが体全体の働きを整える助けになります。
ひとつだけの方法では体全体が元気になるのに限界があります。しかし、いろいろな方法を組み合わせることで、肩や腰、皮膚、体全体の状態が生き生きと整うように、体本来の自然治癒力もより効果的に引き出すことができるのです。






















