医療概論
2024/10/25
1.現代医学の課題
○東洋医学の基本的な考え方について正しい記述はどれか。(98-1)
①.人体は精密な機械である。
②.人体の機能とエネルギーのバランスを重視する。
③.病気の原因は特定の臓器にある。
④.人体を細部に分けて病気の原因を求める。
解答②
解説
西洋医学の中心原理は、人間機械論や特定因子論。
東洋医学は、患者本人の体力や環境を主要な条件とみなして、
人体の機能とエネルギーのバランスを重視。
2.現代の医療制度
○我が国の現状で正しいのはどれか。(93-1)
①国民皆保険にはすべての国民が加入している。
②65歳以上のすべての人が老人健康保険の対象者である。
③国民医療費の増加要因の一つに人口の高齢化がある。
④国民医療費は約15兆円である。
解答③
解説
①医療保険は被用者保険と国民健康保険に大別される。
国民健康保険は被用者保険に加入していない自営業者や農業者が加入する。
老人保健はいずれかの医療保険に加入している70歳以上のすべての老人を対象とする。
②75歳以上のすべての人が後期高齢者医療制度の対象者である。
(※一定の障害がある場合は65歳以上)
④令和4年度推計は47.7兆円
○国民医療費に含まれるのはどれか。(93-2)
①薬局でかぜ薬を求める経費
②人間ドッグの経費
③診療所の初診料
④正常分娩の経費
解答③
解説
(国民医療費に含まれるもの)
診療報酬、薬局調剤費、看護費、移送費、自費治療費。
(国民医療費人含まれないもの)
正常分娩、人間ドッグ等の健康診断、予防接種、市販薬の購入、
身体障碍の為の義眼や義肢の購入費など。
○我が国の医療保険で誤っている記述はどれか。(94-2)
①被用者保険と国民健康保険に大別される。
②療養の給付率は70%以上である。
③療養の給付は一般に現物支給である。
④傷病手当金は業務上の傷病にのみ給付される。
解答④
解説 傷病手当金とは業務外の傷病で休業した際、
その期間中の賃金喪失や減少を補うため支給される。
業務上の傷病に対しては労災保険が適用される。
保険給付は、療養給付(医療サービス)の現物支給と傷病手当金などの
現金給付に分類される。
○国民医療費が増す原因の中で医療の需要を増大させるのはどれか。(95-2)
①医療機器の導入
②医薬品価格の上昇
③診療の専門指向
④高度医療への患者の要求
解答④
解説
(国民医療費を需要面から増大させる要因)
人口増大、人口集団の高齢化、高度医療への要求、成人病(生活習慣病)の増加。
(国民医療費を供給面か増大させる要因)
医療機関や医療従事者の増加、医療機器の導入、等。
○地域住民を対象とした保険はどれか。(96-2)
①組合管掌健康保険
②船員保険
③国民健康保険
④国家公務員等共済組合保険
解答③
解説
我が国の医療保険は大きく、被用者を対象とする被用者保険
(政府管掌保険、組合管掌保険、各種公務員共済組合等)と
自営業者や農業者、無業者、地域住民など被用者保険に加入していない者を対象とした
国民健康保険に分類される。
○公費負担によらない医療はどれか。(97-2)
①養育医療
②特定疾患治療
③労災保険医療
④原子爆弾被爆者医療
解答③
解説
公費医療(1)法律に基づくもの
:伝染病予防法、結核予防法、らい予防法、性病予防法、精神保健法、
母子保健法(未熟児養育医療)、老人保健法、児童福祉法、身体障碍者福祉法、
予防接種法、原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律、生活保護法、
戦傷病者特別援護法、
(2)予算的処置によるもの
:特定疾患治療費、小児慢性特定疾患治療費。
○医療保険に含まれないのはどれか。(99-2)
①国民健康保険
②医療扶助
③老人保健に基づく給付
④生命保険
解答④
解説
医療保障には、医療保険ならびに老人保健法に基づく給付、
生活保護法による医療扶助、
法律ならびに予備措置に基づく医療の負担が含まれる。
④生命保険は、国の制度である社会保障には当然含まれない。
生活保護法で現物支給を原則とする扶助はどれか。(00-2)
①生活扶助
②住宅扶助
③教育扶助
④医療扶助
解答④
解説
医療扶助は、生活保護法による7つの保護のうちの一つ。
健康保険の療養に準じたもので、現物で支給されている。
療養の給付とは、保険医療機関で療養を受けることで、
これを「療養を現物で給付される」という。





















