👉多膿疱性卵巣症候群(PCOS)だといわれたが妊娠した
島田和子さん 女性37歳回数12回期間4か月
病院で多膿疱性卵巣(PCOS)と診断。年齢的なこともあり人工授精などの生殖医療も考えたが、PCOSであっても妊娠できないわけではないと知り、また月経にとくに問題もなく病院治療は行わなかった。血糖値高め、ニキビが多い。
病院で多膿疱性卵巣(PCOS)と診断。年齢的なこともあり人工授精などの生殖医療も考えたが、PCOSであっても妊娠できないわけではないと知り、また月経にとくに問題もなく病院治療は行わなかった。血糖値高め、ニキビが多い。

1~2週に一度の鍼灸治療を受けると同時に、食生活の見直しと改善に努めた。
加工食品を止め動物性食品をあまり摂らないようにし、代わりに野菜を多く摂るようにした。規則正しい生活が大事であると、これまで食べたり食べなかったりだった朝食も、少量であってもなるべく食べるように心がけた。甘い物は特に好きということはなったが、惰性で食べることが多くこれを止めた。シャワーで済ますことが多かった入浴も、湯船にしっかり浸かるようにした。疲れやすく、寝つきが悪い時もあったがそれも徐々に改善され、4か月後に妊娠が判明。

「多膿疱性卵巣症候群であってもそれが妊娠の原因になるとは限らない」と前向きに捉えられたこと、すぐに食生活の改善に取り組んだことは非常に良かったといえます。
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)は男性ホルモンの分泌が過剰になる傾向があり、その一因として高血糖やインスリン抵抗性が関係するといわれています。1990年代以降、世界的にPCOSの患者数は増加しており、日本でも同様の傾向が見られます。食の欧米化や糖質・脂質の摂りすぎなど、食生活の変化が背景にあるのではないかと考えられます。
※インスリン抵抗性:インスリンは分泌されているものの効きが悪くなる状態
このような場合、まず意識すべきは「食事の管理」で、特に甘いものを控えることが重要です。極端な炭水化物の制限が推奨されることもありますが、これは必ずしも良いとは限りません。日本人の米の消費量は減っているにもかかわらず、PCOSや糖尿病はむしろ増加しています。控えたいのは精製された白米や砂糖などであり、玄米や雑穀などは血糖値の上昇を穏やかにし、むしろ体を整える方向に働きます。
鍼灸治療を受けたことと食生活の改善により妊娠に至ったのはうれしい限りですが、血糖値が下がって、ニキビもなくなりお肌の調子がよくなったことも朗報です。

~不妊でお悩みの船橋市のあなたへ~
食と病気はとても深く関わっています。
これはどのような病気も、多膿疱性卵巣症候群も不妊も同様です。
ケーキやチョコレート以外にも、美味しいものはいっぱいあります。
当院では妊娠しやすい体になるため可視総合光線療法も行っています。
可視総合光線療法<婦人科系のページは>こちら






















