👉子宮内膜症がだったが、冷えも良くなり妊娠した
鈴木亮子さん 女性35歳中肉中背回数16回期間180日間
5年前に結婚し、2年前からは妊娠のためにいろいろ努力したが妊娠に至らず、1年前から不妊治療(排卵誘発剤を用いたタイミング療法)を受ける。数か月前から下腹部の痛みが起き、生理期間が過ぎても出血が続くようになる。エコー検査の結果、右の卵巣が5cm大(ふつうは2~3cm)に腫れており、子宮内膜症(チョコレートのう腫)と診断され、精密検査のために大学病院を受診。MRIの結果、子宮内膜症による臓器の癒着があることが判る。それが腹痛の原因になっていること、また不妊の原因になっている可能性が高いことが判明。手術は受けずに低用量ピルを服用すると同時に鍼灸治療を始める。4か月後には痛みが軽減(ほぼ無くなる)。半年後に妊娠が判明。
体調が悪くなったことで、以前から興味のあった、東洋医学や鍼灸を受けてみたいと思っていた。鍼灸は初めてだったが、抵抗なく受けることが出来る。初回から気持ち良いと感じる。受療2ヵ月目には、あまり手足の冷えを感じなくなり、ほぼ同じころから眠りが深くなった。また、4ヵほどして妊娠がわかったときは、うれしいのはもちろん、少々驚いたとのこと。その後、女の子を出産。

鈴木さんは、子宮内膜症による下腹部痛以外に、手足が冷える、寒がり、眠りが浅い、疲れやすい、浮腫みやすい、肩こりなどの症状がありました。気(生命エネルギー)には「温煦(体を温める)」「推動(血や水を運ぶ)」作用があり、気がしっかりと働いていれば、手足の冷えを感じたり、他人と比べて寒がりということにはなりません。
通常、常体温が高い方が眠りは深くなります。日中に高くなった体温が就寝に向けて少しずつ下がります。それにつれて眠気を催し、入眠に至りますが、もともと冷え性の人は起きている時と入眠時の体温に差が生じないために、入眠しにくく(寝つきが悪く)、また眠りが浅くなる傾向があります。
十分な眠りが得られないと疲れやすくなり活動量は低下します。鈴木さんの場合、気の力が弱いために体内に余分な水分(これを痰湿という)が溜まりやすくそれによって浮腫みが生じ、浮腫み(痰湿)があるために冷えがなかなか解消されないという状況でした。
この様な場合、陽の巡りを良くするために、督脈の大椎、身柱、至陽、命門、任脈の関元を基本に、除湿、温補腎陽を図るようにします。自らの力で熱を生み、痰湿を追い出すために適度な運動またそれによる発汗も大切です。

~不妊症でお悩みの船橋のあなたへ~
子宮内膜症も不妊症も冷えによって起きている可能性は小さくありません。
熱は生命力の証です。冷え性ということは生命力が弱いとも言えます。
新たな命を授かるために、冷やさないことを心がけつつ、
しっかりと自らの力で熱を生めるようになりましょう。
当院では妊娠しやすい体になるため可視総合療法も行っています。
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