👉月経痛も軽減、妊娠することができた
小川洋子さん(仮名) 女性36歳痩せ型回数11回期間80日
月経痛はあるもののとくに病気はなし。33歳から不妊治療を開始。検査の結果、卵巣の機能が低下していることがわかる。血液検査で卵巣内の卵子の数を示すAMH(抗ミュラー管ホルモン)が低値で、排卵を促すホルモンのFSHがやや高めに出ており、超音波検査でも卵巣内の卵胞数が少ないことが確認される。タイミング療法や人工授精を複数回試みたが妊娠には至らず、体外受精も1回行った。

週1回のペースで鍼灸受療。4ヵ月半後に体外受精にて妊娠。日常ではなるべく規則正しい生活を心がけ、菓子類など体に悪いとされるものは控えるようにした。「目標があるとできるものですね」と本人談。また、余裕のある時は20分程度のウォーキングを行い、入浴の際はしっかり湯船に浸かることを心がけた。経過は順調でその後、男児を無事出産。初産にも関わらず、スムーズに出産でき、「超安産」と感じたとのこと。母子ともに健康。

随伴症状として次のようなものがありました。
全身の倦怠感、便秘、月経痛、慢性腰痛、肩凝り、イライラしやすい、肌のカサツキ、髪の毛が細い、痩せている、目が充血しやすい、夢が多い、不安感が強い。
以上のことから陰虚の傾向が見て取れます。「陰」とは心と体を滋養し、潤すもの、水分などで、陰虚とは陰の気が不足した状態。陰の不足による症状としては便秘や肌のカサツキ、イライラしやすくなるなど。このような人は痩せ型で、髪の毛が細い場合が多いです。全身の倦怠感は「虚」の症状。気が虚す(勢いがなくなる)と、巡りが悪くなります。「不通即痛(巡りが良ければ痛みはないという意味)」の言葉の通り、これが月経痛や肩こりの原因となります。陰を補うのは何と言っても睡眠ですが、陰虚の場合、睡眠時間が足りていたとしても熟睡できていなかったり、夢見が多かったりします。また不安感が強いこともあり、なかなか疲れがとれません。また、陰虚の場合、子宮内膜も薄い可能性があります。
五行でいえば、陰の臓は肝と腎であり、肝は血(けつ)、腎は精(せい)をつかさどります。慢性腰痛は腎精の不足、肩こりや目の充血は肝血の不足もしくは滞りです。この場合、肝と腎の陰を補う「調補肝腎」が養生原則となります。具体的には、リラックスし、質量ともに十分な眠りを確保することがとても重要で、そのためは適度な運動、太陽光を浴びること(できれば決まった時間に)が欠かせません。

~不妊症でお悩みの船橋市のあなたへ~
月経痛や、睡眠の乱れなどを伴う体質は、東洋医学的に見れば「妊娠しにくい身体」のサインでもあります。体質を整えることが、妊娠への第一歩となります。
当院では妊娠しやすい体になるため可視総合療法も行っています。
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