👉5年間苦しんだうつ病が良くなる
加藤英明さん 男性35歳期間2年間
31歳時、職場でのストレスを強く感じるようになる。不眠傾向から朝起きられなくなる。心療内科でうつ病と診断される。仕事を休むこともあったが服薬でなんとか日常生活を送っていた。慢性的な不眠とそれによる疲労・頭重感が強く、食欲はあまりない。動くのがおっくう。病状は良くならず、睡眠薬も効かなくなっていた。35歳の時に当院を来院。

初回から鍼灸・マッサージと光線治療を受療。どれもとても気持ち良く感じた。週1回通院治療を継続。3ヵ月後、連続して5時間眠れるようになり、起床時の目覚めもよくなった。2ヵ月後、毎日ではないものの日中に散歩に行けるようになる。その後も1~2週のペースで来院。数か月後にはほとんど睡眠薬を必要としなくなる。
疲労感が強く動くのは大変なのに、夜はよく眠れないという状況が続くと、疲労倦怠感はさらに強くなります。この様な場合、体はエネルギーの消耗を防ごうと熱の産生が乏しくなり、冷えを生じます。加藤さんは、肝鬱気滞が強く、それが腎精の消耗にまで及んだ状態でした。腎は生命力の源であり、腎虚になればあらゆる症状が出る可能性があります。よく眠れることを主に、腎陽を補いながら、疏肝理気(肝気の巡りを良くする)ことを目的とし、同時に消化器系が活発になる治療を行いました。少しずつ体調は良好となり、1年後に復職されました。






















