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不眠、心腎不交1「心火独亢、陰虚火旺」

2019/07/31

ueda

上田

中央林間うえだ鍼灸院 院長
鍼灸でみんなを幸せにしたいと日々精進
roo

roo

健康に興味のあるネコ
好きな食べ物:肉
出身地:千葉
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roo

前回の「不眠、心肝火旺」の続きです

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上田

はい、それでは心と腎との関係について説明していきます
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roo

お願いします
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上田

その前に、心陰と心火(心陽)の話はわかったかな?

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roo

心火が激しいと心陰を消耗してしまうんですよね
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上田

そうだね
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roo

そんなときは心陰を補わなければならないけど、それには心と心以外の臓腑との関係をみていく必要がある、でしたっけ?
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上田

そう。そのうちの一つが腎で、心と腎の関係はとても強いんだ
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roo

腎は腎臓とは違うんですか?
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上田

腎は、西洋医学の腎臓と一部重なるところもあるけれど、全く同じではないよ。東洋医学でいう腎は生命力の源だ。腎に蓄えられているエネルギーを「腎精」というんだ
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roo

腎精?
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上田

そう。神を宿すのが心で、精を蔵すのが腎だよ
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roo

そういえば心には神が宿るんでした
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上田

精神という言葉はここからきているんだよ
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roo

へぇ
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上田

この腎精によって生命は維持されているのさ
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roo

ふーん
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上田

だから腎が衰えると、耳が遠くなる、トイレが近くなる、足腰が弱くなる、髪の毛が薄くなる、眠りが浅くなるなどの老化現象が起きる

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roo

あー
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上田

老化と病気は同じではないけれど、老化現象が病的に起こるのであれば、何等かの手を講じたほうがいいね
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roo

そうですね
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上田

腎にも心と同じように、腎陰と腎陽があって、腎陰は体全体の陰の源だよ

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roo

はい、腎陽は?

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上田

腎陽は生命活動の源だ。体温調節は心と腎が協力して行われているんだ。具体的にいえば、心陰、心陽、腎陰、腎陽の四つのバランスが取れていれば大丈夫、これは心と腎が相交している良好な状態だね

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roo

心腎相交?
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上田

心腎相交だ。心陽が腎陽を温める
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心陽が腎陽を温める
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上田

温まった腎陽が腎陰を気化させる
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roo

温まった腎陽が腎陰を気化させる
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上田

そう。気化した腎陰は心陰を滋養する
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気化した腎陰は心陰を滋養する
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上田

そして、心陰は心陽を抑制する
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roo

そして、心陰が心陽を抑制する
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上田

ややこしいかな?
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roo

ややこしいです
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上田

心陽が旺盛になり過ぎたものの一つが「心火亢盛(心火独亢)」だ。眠れなくなるよ。
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roo

心火亢盛
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上田

一時的なものであれば、そんなに問題はない。翌日に何か大事な、例えばスポーツの試合などがあると眠れなくなることがあるね。こういうときは眠気を感じないんだ
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roo

眠れなくても大丈夫ですか?
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上田

試合が終われば、次の日はグッスリと眠れるはずだ。問題は過度の緊張を強いられる環境が長引くことだ。一日二日の徹夜なら大丈夫でも、連日となると話は別だよ。るっくんもそうでしょ?
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roo

ぼくは基本的に夜行性なんで
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上田

子供が遠足の前の日に眠れなくなるのもそうだね。一時的な陽盛だ。喜びが過ぎるんだね
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roo

喜びであっても、必ずしもいいとは限らないんですね
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上田

喜び、怒り、クヨクヨ、恐れ、心配、過ぎた感情はどれも良くないよ。これらは他の臓腑の働きを悪くして、結局は心に影響する。腎陰が心陰を滋養できなくなると不眠になるよ。腎と心の陰が足りなくなったために相対的に陽(火)が多くなる、これが陰虚火旺だ。ストレスを早めに解消することだね
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roo

ストレスが解消されないとどうなりますか?
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上田

状況は厳しくなってしまうよ。場合によっては、生活環境の見直し改善が必要なこともある
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roo

体が大切ですもんね
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上田

こういうときの不眠は、疲れているのに眠れないといった感じになる。落ち着きもなくなる。このときの落ち着きのなさは、スポーツの試合や、遠足の前の日のそれとは違うよ。試合や遠足の前日がソワソワだとしたら、こちらはイライラとか、カッカッだね。人によってはキイキイという印象を与える場合もある
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roo

辛そうですね
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上田

さっきもお話したように、腎の衰えによって眠りが浅くなるんだ。老人性不眠は、腎陰虚から陰虚火旺となって心腎不交になるものがほとんどだよ。口が乾いたり、目が乾いたり、貧血気味になりやすいね
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roo

口が乾く、目が乾く、貧血気味、歳を取ると潤いがなくなるんですね
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上田

歳をとれば潤いが少なくなって、眠りも浅くなる、これはある程度は仕方がない。でも、老化現象の陰虚火旺による不眠は、それほどイライラは強くないものが多いね
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roo

どうしてですか?
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上田

若い人の場合、イライラが最初にあって、そのイライラが陰を消耗させて不眠になるけど、お年寄りの場合、陰虚の原因は老化だから。それと老人性の場合、陰も陽も虚していることが多いんだよ
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roo

あーそうか、だから必ずしも不眠だからといってイライラしてるわけじゃないということですね
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上田

そうだね。あくまで相対的な話だけどね
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roo

心と腎がうまく相交しないものは、心火亢盛と陰虚火旺の他にもありますか?

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上田

はい、それについては次回お話しますね

 

睡眠は心陰によってもたらされます。
言い方を変えれば、心陰が不足すると眠れなくなります。

心陰が足りなくなることを「心陰虚」といい、
これは「心陽に比べて」、想定的に心陰が少なくなっている状況です。

これに対して、心陽が絶対的に多いのが心火亢盛(心火独亢)です。
心陰が不足する過程にはいろいろとありますが、
最終的に不眠は、相対的もしくは絶対的に心陰が不足することにより起こります。

心火亢盛や心肝火旺は陽盛の状態で眠気を感じません。
子供が遠足の前の夜、うれしすぎて眠くなるなどがこれに当たります。
日常的にあまり多くはないことでしょうから、成り行きにまかせればいいと思います。
興奮のし過ぎで、風邪をひいたわけでもないのに発熱してしまい、
遠足をお休みしなければならなくなってしまった子はちょっとかわいそうですけどね。

若者(それほど若くない場合もあるかもしれません)が、夜通し遊ぶなどのときも同様で、
眠気を感じません。
眠気を感じないのであれば眠らなくてもいいといった考えもあります。

しかし眠らない状態は長くは続かず、もしそれが長期に渡れば眠くなり寝てしまうか、
病気になるか。人には眠りが必要です。

体のためには本当は眠気を感じなければいけないのに、状況がそれを許さず、
無意識のうちに「眠くない」ことにしてしまうということがあります。

心肝の火旺などにより、睡眠が足りない状態が続くとそのうちに陰が減ってきます。
これが陰虚火旺で、陰が不足するために益々陽を制御することができなくなります。

このような人からは、一見活動的のような印象を受けたとしても、その状態は長くは続きません。
これはロウソクで言えば、陰であるロウを燃料として、陽である炎が燃えるようなもので、
ロウ(エネルギー)が底を着けば、炎(活動)も小さなものになってしまいます。

長期に渡る不眠は陰虚になっており、
治療の際には心火を下ろすだけでなく必ず陰を補わなくてはなりません。

後述しますが、陰虚になると陽を抑制できなくなるのと同様に、
冷えがあるとその冷えに邪魔されて陽(熱)が上亢しやすく、また降りて来にくくなります。

活動の時間である陽(昼)が終われば、
その主役の座は睡眠の時間である陰(夜)に受け渡されるのが本来の姿ですが、
陽のエネルギーを受け入れるだけの大きさを持つ陰がないと、
エネルギーはいつまでも陽の元にあることになります。

つまり、疲れを感じない陽盛の不眠に比べると陰虚の不眠は、疲れを感じてはいるが眠れない、
もしくは眠りが浅いといった特徴があります。

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当院は疲労、冷え症、不眠症の3大慢性疾患専門の治療院です。
東洋医学的治療を行うにあたって説明をしっかり行いすべての治療を院長が責任を持って最後まで担当します。
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