馬込沢うえだ鍼灸院
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冷え症、疲労(腎陽虚)  随伴症状:肩こり、頻尿

    田中さん 女性29歳やせ型回数18回期間77日間

    冬場だけでなく一年中冷え症を強く感じていた(来院されたのは9月)。とくに夏場はクーラーの効いた部屋で過ごす時間が長いため、体調が優れず冷えだけでなく肩こりが悪化する。慢性的に疲労感があり、ときどきマッサージに通っていたが、対症療法にも限界を感じ、ホームページで当院を知り来院。

    上田
    冷えを感じているんですね
    田中さん
    はい
    上田
    どんな時に冷えを感じますか?
    田中さん
    一年中です。夏でもクーラーの効いた部屋に長時間いるのはツライです。でも仕事がデスクワークなんで
    上田
    それはお辛いですね。どのように対処していますか?
    田中さん
    ひざ掛けなどを使って何とかやっています
    上田
    お体のどこが冷えますか
    田中さん
    全部ですが、とくに足先です
    上田
    他にお困りの症状はありますか?
    田中さん
    肩こりがひどいです。それとなかなか疲れが取れません。昔からですが、最近いつも疲れている気がします
    上田
    なるほど。食事はちゃんと取られていますか?
    田中さん
    朝食は食べないことが多いです
    上田
    お通じはどうですか?
    田中さん
    ありますが、どちらかというと便秘気味です
    上田
    夜は良く眠れていますか?
    田中さん
    寝つきがよくないときがあります
    上田
    おトイレが近いということはありませんか?
    田中さん
    あります。それも昔からです
    上田
    入浴の時、湯船に浸かってますか?
    田中さん
    侵ったり浸からなかったりです

    その後いくつかの質問に答えていただきました

    上田
    田中さんは、脾と腎の両方が冷えている脾腎陽虚タイプの冷え症ですね。もともと疲れやすい、足先が冷える、トイレが近い、便秘気味などのことからそれが見て取れます。上方に気が滞っていて、体の下の方が冷えています
    田中さん
    ・・・・
    上田
    ふつうであれば気は一か所に止まることはなく体内を巡りますが、心身がストレスを受けると、上方に滞ったままになってしまい、肩がこりやすくなったりします
    田中さん
    脾とはなんでしょうか?
    上田
    脾とは、現代医学でいうところの消化器官と考えてください。たくさん食べればいいというものではありませんが、食べることで消化器管が働き、熱が生まれますから朝食は取るようにしましょう。できれば栄養バランスの取れたものが好ましいですが、とにかく何かを食べる習慣を付けたほうがいいですね。時間のないときは温かい飲み物一杯でもいいでしょう。体を冷やすものは避けて下さい。それと、湯船にはしっかりと浸かった方がいいですね
    田中さん
    少し早めに起きるようにします。腎とは腎臓のことですか?
    上田
    腎と西洋医学の腎臓とは同じものではありません。腎とは生命力の源で、これが弱ると髪が白くなる、もしくは禿げる、耳が遠くなる、眠りが浅くなる、腰が曲がってくる、といったことが起きてきます。どれも老化現象と呼ばれるものですが、年相応でないほどだったり、病的といえるようなものであれば治療の対象になります。生まれつきあまり体力のない人は腎が弱くこれを腎虚といい、これに冷えを伴うものを腎陽虚といいます
    田中さん
    ふーん
    上田
    田中さんは、気を降ろして足が温まるように「降気足熱」と脾と腎の陽を補う「温補脾腎」が治療方針となりますね

    施術経過

    1回目~4回目
    施術後にスッキリとした感じはあるものの、冷えや疲労に対しての効果は感じられず。夜更かしすることが多いとのことで、改善するよう求める。

    5回目~10回目
    肩こりが軽くなったことを実感。1回目の来院を機に早寝を心掛けるようにしたことも功を奏したと思われる。

    11回目~16回目
    仕事中、冷えが少なくなっていること徐々に感じ始める。少しづつ体調は改善。疲労感も減っているということで、来院のペースを2週に1回にし、ぶり返すことがないのを確認。その後も体調管理のため1ヶ月に1回の頻度で通院。

    分析と解説

    田中さんは体質的に腎や脾の働きの弱いタイプで、これを脾腎陽虚証といいます。腎は生命力の源で、その力は先天的なものによるところが大きいため、腎のエネルギーは「強くする」というよりは「消耗を防ぐ」といった感覚をもつことが大事です。脾とは現代医学でいう消化器にほぼ相当します。熱を生むためには、食事からエネルギーを作らなければなりませんが、脾が弱い人が無理に食べればかえって胃腸の負担になってしまいますから、疲れない程度に運動し、空腹の度合いに合わせた食事を心掛けるようにします。また運動はそれ自体が熱を生みます。脾腎陽虚タイプの人は、どちらかというと感情の起伏が少なく、物静かな印象を受けます。気分が落ち込むと産熱する力も減ってしまうので、明るい気持ちでいられるようにしたいところです。

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    当院は疲労、冷え症、不眠症の3大慢性疾患に重きをおいた治療院です。東洋医学的治療を行うにあたって説明をしっかり行いすべての治療を院長が責任を持って最後まで担当します。
    船橋市馬込沢駅から徒歩12分、本来のあなたを取り戻すための鍼灸院として「質の高い毎日を過ごしたい」「本当の健康を手に入れたい」と一緒に改善を目指す方のご来院をお待ちしております。

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