上田

馬込沢うえだ鍼灸院　院長
鍼灸でみんなを幸せにしたいと
日々精進

roo

健康に興味のあるネコ
好きな食べもの：肉
出身地：千葉

roo

以前に中医学の基本的なことや養生が大事というお話を伺いました

上田

はい

roo

具体的に養生ってどういうことですか？

上田

生を養うことはすべて養生といえるよ

roo

例えば、ごはんを食べるとかも？

上田

もちろん。食べること、寝ること、運動することは基本的に全て養生だよ

roo

ふーん

上田

「適度に」ということが大切だね。食べすぎ、寝すぎ、運動のし過ぎはだめだよ。適度に運動するとは適度に休むということでもあるね

roo

わかります

上田

ときどきやり過ぎちゃうことがあるけどね

roo

そうですね

上田

養生とは、言い換えれば「元気になること」だね

roo

はい

上田

だから、なるべくなら楽しくやったほうがいいね

roo

嫌々やっても元気になりにくいですもんね

上田

そういうこと。養生とは、すべての基本ともいえるね

roo

確かに、元気がなかったら、いろいろなことがはかどりません

上田

養生はいつでも、どんなときでも大切だけど、とくに体調を良くしようとか、病気を治そうというきは大事だよ

roo

基本が大事

上田

そう。どんなことでも基本ができていなければうまくいかないよね

roo

その基本となるのが食事、睡眠、運動ということなんですね

上田

この3つがうまくできてないと体調を崩しやすいし、体調を崩している人は治りにくいね

roo

そうでしょうね

上田

それから病気になる前の兆候として、疲れる、体が冷えている、眠れなくなるといったことが必ずあるよ

roo

わかるような気がします

上田

疲労、冷え症、不眠症は万病の元なんだ

roo

万病・・・・

上田

病名や症状名はゴマンとあって、どんな病気になるか、どういう形で発症するかは人それぞれだけど、疲れる、体が冷える、眠れないというのは共通しているね

roo

にゃるほど

上田

疲労、冷え症、不眠症は、「未病」の状態だね

roo

未病？

上田

このままだと病気になっちゃうよ～、という体から発せられる声だよ

roo

声ですか？

上田

そう。体からの声には耳を傾けてあげることが大事だよ

roo

聞こえないふりをしたらどうなりますか？

上田

悪い方向に行けば重い病気になってしまう。死んでしまうことだってある。
疲れることをすれば疲れるのが当たり前だけど、その疲れを無視し続けると自分でも疲れているのかわからなくなってしまうんだ

roo

疲れているのがわからない

上田

あるいは疲れているのはわかっていても、いろいろなことを理由に休めなかったり、休まなかったり

roo

休むことが大事なんですね

上田

冷えも同じで、冷えていることの自覚が無くなってしまうんだね

roo

怖いですね

上田

そうだね。だから自覚があってもなくても、日ごろから疲労、冷え症、不眠症に対処しておくことが大事なんだ

roo

どんなことをすればいいですか？

上田

さっきもお話ししたように、しっかりとした食事、きちんと寝ること、適度な運動だね。rooくんは大丈夫かな

roo

はい、今のところ。でも僕の周りにはいっぱいいそうです

上田

食事、睡眠、運動は大切なことだけど、体調が思わしくなくて運動ができなかったり、寝ようと思ってもうまく眠れなかったり、食事の管理も心もとないということもあるね

roo

はい

上田

そんなときは鍼灸やサプリメントをうまく活用してほしい

roo

鍼灸院に来てほしいということですね

上田

鍼灸師としては強くそう思います。もちろん、鍼灸をすれば休まなくていい体になるとか、冬に裸でいても寒くないとかいうことではないし、サプリメントを飲んでさえいれば食事はどうでもいいということではないよ

roo

それはわかります。自分で行う養生がうまくいくよう、鍼灸やサプリメントに助けてもらうということですね

上田

そういうことです

いろいろなことが一気に片付いてしまえばいいのだけれど。そんなに簡単にはいきません。
多くの場合、良くも悪くもそこに至るまでには、それなりに時間が掛かっています。

体を柔らかくしようと朝から晩までストレッチをやったからって、
1日1時間のところを1日10時間やったからといって、
10倍の早さで体が柔らかくなるわけではないですね。

筋トレも同様、効果を上げるためにはそれに見合うだけの休養が必要です。
すぐに病気になるわけじゃありません。ウィルスに感染して、あっという間に発症。
そんなケースもなくはないですけど、免疫力が低下するまでには時間が掛かっています。

長い間の空腹を一気に解消することはできます。でも、長い間の疲労はすぐには取れない。
溜まるのも、取れるのもちょっとずつです。
今日まで溜まった疲れによって、明日発症するかも知れません。

養生のポイントは「まめに」ですね。

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