👉補心脾によって眠れるようになる。胃の不調もよくなる
小川さん 男性34歳回数14回期間67日間
毎日ではないが、仕事でのストレスからか寝つきが悪い日が増える。ひどいときはベッドに入ってからも2~3時間入眠できない。胃の調子が良くなく、日によって程度は異なるが、ムカムカするだけでなく痛むこともある。胃薬を常用している。
治療後、全身のスッキリ感を感じ、鍼灸を受けた日は寝付くまでの時間が短くなる。鍼灸を受けなかった日は、寝つきは良かったり悪かったりとのこと。1カ月を過ぎたころから、胃腸の不調が悪いと感じることが少なくなる。2カ月後、鍼灸を受けない日でも、寝つきが良くなっていることを実感する。胃薬を使う頻度が大幅に軽減。薬を完全に手放せる日を目標に受療を継続。
ご本人の自覚通り、寝つけない、胃の調子が悪い、どちらも仕事上のストレスの影響が大きかったようです。胃の調子が悪いために、心血を滋養できずに質のいい眠りが得られていません。このような場合、補気養血にて不眠と胃の不調の両方を治療します。
五行に当てはめれば、心は火(心火)で、火を生む木は肝(肝木)です。肝は心の母ということになり、心を補うために肝を労わることも大切です。肝を労わるとは、精神的にストレスになることを極力避けることです。
体調が整うと物事を前向きに捉えることができますが、不調を抱えたままではどうしてもネガティブ思考になりがちです。薬は一応携帯しているそうですが、胃痛が減ってから薬はまったく飲まなくなっているとのことです。
※どのような症状であっても、睡眠や食生活はとても大切です。胃や腸などの消化器系の疾患においては言うまでもありません。






















