心の病に鍼灸マッサージ 2
2025/11/29


2025/11/29
2025/11/29

上田

2025/11/29
妊活をしていると、「これを食べたらいいかな」「このサプリを飲めば妊娠しやすいかも」と思うこと、ありますよね。でも、実際のところ、何かを摂ったからといって必ず妊娠できるわけではありません。サプリを飲んでも、卵子や精子に良い食事をしても、それだけで妊娠が決まることは少ないのです。
それよりも注目したいのは、控えることで妊娠しやすさに影響すること。
例えば、
タバコやアルコールの過剰摂取
極端な体重の増減
脂っこい食事や加工食品の多用
カフェインの摂りすぎ
こうしたことは、卵子や精子の質、ホルモンバランス、子宮の環境に影響して、妊娠の可能性を下げてしまうことがあります。

最近では乳製品の摂りすぎにも注意が必要です。研究によると、乳製品をたくさん摂ると子宮内膜症のリスクが高まることがわかっています。子宮内膜症があっても妊娠できる人はいますが、妊娠に関わる一因になることもあります。つまり、間接的に妊娠率を下げる可能性があるわけです。
妊活って、つい「何かを足すこと」に目が行きがちですが、実はまず控えること、避けることが、体を整えるうえでとても大切。ちょっとした生活の工夫で、妊娠しやすい体づくりにつながります。
無理に頑張りすぎず、自分の体と生活を少し整える。それだけでも、妊活はずいぶん自然に、気持ちもラクに進められるかもしれませんね。
不妊症に悩む船橋市のあなたへ
2025/11/29
以下の様な報告があります。不妊治療を受けた人の中で、どれくらい妊娠できるのかを知りたい人は多いと思います。以下の様な報告があります。不妊治療経験者 199 人のうち、治療中に妊娠した人は約 46%、治療を中断した人のうちその後自然妊娠した人は約 33% でした。
※University College London(UCL)の研究チームによるもので、2023年に報道。背景として、1980年〜2021年までに世界で報告された11件の研究(合計5,000人以上)をまとめたメタ分析の結果。
この数字から見えることは、医療によって妊娠の可能性は高まるものの、治療を受けずに自然妊娠する人も少なくないことがわかります。治療で妊娠した人の中にも、自然に妊娠できた可能性のある人が含まれることを考えると、その差は意外と少ないという印象です。
つまり、不妊治療は「妊娠の確率を高める手段」として有効ですが、絶対に必要なものではなく、自然に妊娠できる力も残っていることを忘れないでほしいのです。
不妊症でお悩みの船橋市のあなたへ

2025/11/29
不妊治療に取り組む人の多くに、抑うつ症状がみられることは、国内外の研究で繰り返し報告されています。うつ病の代表的な症状には、気分の落ち込みや意欲低下に加えて、「睡眠障害(入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒など)」が含まれます。この点を踏まえれば、不妊治療中の相当数の方が、程度の差こそあれ睡眠の質の低下を抱えていると推察することは、決して不自然ではありません。
実際、不妊治療中の睡眠の質について、詳細な統計は必ずしも十分とはいえません。しかし、“逆説的に”次のような訴えは非常に多い印象があります。すなわち、
「よく眠れるようになったら、気持ちが軽くなった」「睡眠が整ったら、自然と前向きになれた」
といった声です。
不妊治療中に生じるうつ症状を根本的に改善する最大の要因は、言うまでもなく「妊娠が成立すること」であるかもしれません。しかし、現実には、それがいつ訪れるかは誰にもわかりませんし、治療の過程そのものがストレスの要因となりえます。
そのため、**妊娠の成立とは独立して“今この瞬間にできること”として、最も現実的で、影響が大きいと考えられるものの一つが「睡眠の充実」**です。睡眠は、気分・自律神経・ホルモンバランスの調整に深く関わるため、治療中の心身の安定を保つうえで、極めて重要な意味を持ちます。
すなわち、直接的な妊娠率を上げるかどうかはともかく、
「良い睡眠を確保することは、不妊治療中のメンタルヘルスを支える中心的な柱になりうる」
という点については、臨床的視点からも大いに妥当であると言えます。
不妊症でお悩みの船橋市のあなたへ


